
ご挨拶

代表理事
伊藤 成
東日本大震災を契機に、脱原発を掲げ日本全国に太陽光発電施設が多数建設されて参りました。
その設備が、2030年以降順次耐用年数を迎え、政府も今後撤去される太陽光パネルの再資源化に向け、法律の整備を進めております。
電力エネルギーの一翼を担う、太陽光発電設備が持続可能な資源として活用出来ますよう、パネルの不法投棄抑止による国土の環境保全の啓蒙等に努めると共に、政府の指針に沿ったリユース、リサイクル中間処理施設の建設に向けまして、処理施設建設許認可の申請代行、建設及び運営の指導、助言を主業務とし、廃パネル部材の再資源化に寄与する事を目的に、この法人を設立致しました。
今後、耐用年数を迎え大量に破棄されます太陽光発電パネルの適正なリユース、リサイクル処理に御理解と御賛同頂けます法人、個人の皆さま方の御加入を御待ち申し上げ、御挨拶と致します。
太陽光パネルリサイクルとは
太陽光パネルリサイクル(recycling sunlight panel)とは、太陽光発電装置の廃棄時に、リサイクルして資源を回収することです。
再生可能エネルギーの主力である太陽光発電は、2012年に固定価格買取制度(FIT Feed-in Tariff)が導入されてから、急速に増加しています。太陽光発電に使用する太陽光パネルは、製品寿命が約25~30年とされています。
そのため、多くの太陽光発電事業が終了する2040年頃には、太陽光パネルを含む廃棄物が大量に出ることが予想されます。
そこで、環境省は、廃棄太陽光パネルを産業廃棄物に指定し、「太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン」を2016年3月に制定し、2018年に改訂しています。また、資源エネルギー庁は、太陽光発電設備の計画時における「事業計画策定ガイドライン(太陽光発電)」を制定しています。そのような法的規制が進み、太陽光パネルメーカー・発電事業者・廃棄物処理業者などの責務努力の推進が一層求められています。

太陽光パネル廃棄問題
太陽光発電事業は、ほかの発電事業とは異なる特色があります。
1つは、参入障壁が低いため、さまざまな事業者が取り組みやすく、なおかつ、事業の途中で事業主体が変更されることが比較的多くあることです。
2つ目は、太陽光パネルの種類によって異なる有害物質が含まれていることです。このため、将来の太陽光発電設備の大量廃棄時に以下のような懸念があります。
1.放置・不法投棄
2.有害物質の流出・拡散
3.最終処分場のひっ迫
太陽光パネル処理の全体像

太陽光パネルリサイクル工程
●太陽光パネル/ソーラーパネル導線をカットして投入し、アルミ枠、ガラス、セル、バックシートに分別します。
●剥離したガラスをガラス精製システムで異物を除去し、きれいなガラス製品を採取できます。
●剥離・分別した各製品は有価物として販売でき100%リサイクルできます。
太陽光パネルの構造と比重比


太陽光パネルリサイクルの
使用用途
廃棄される太陽光パネルは、パネルメーカー・ 販売会社 ・ 発電事業者・電気工事会社・解体工 事会社・一般家庭などから、 リサイクル処理業 者へ集められます。 まず、 リユースできるものと、 リサイクルするものとに選別します。
資料出典:
※1 環境省 大臣官房廃棄物・リサイクル対策部 企画課 リサイクル推進室.平成28年3月.太陽光発電設備のリサイクル等の推進に向けたガイドライン.
https://www.env.go.jp/content/900535816.pdf.
(参照2024-12-20).
※2 国立研究開発法人新エネルギー・産業総合開発機構.2020年.太陽光発電開発戦略2020(NEDO PV Challenges 2020).
https://www.nedo.go.jp/content/100926249.pdf.
(参照2024-12-20).

